お花には生花以外に主に
・プリザーブドフラワー
・アーティフィシャルフラワー
・ドライフラワー
の3種類があります。
今回はこの3種類の違い・使い分けの仕方についてご紹介しますね
プリザーブドフラワー・アーティフィシャルフラワー・ドライフラワーは何が違う?
プリザーブドフラワーとは
フラワーは、生花を一度脱色し、特殊な液を使用して再度色付しています。
ちなみに当店で使用しているプリザーブドフラワーは、
染色等の薬品は安全基準を満たされたもののみを使用していますので、
花もちもよく、健康への害を気にせずお楽しみいただけます。
管理方法
・直射日光や高温多湿の場所は色あせの原因
・エアコンなどの風が直接当たる場所は花の傷みの原因
となりますので上記の場所は避けて飾ってください。
また、水はかけないでください
長持ちさせるコツ
プリザーブドフラワーは大変デリケートなお花となっています。
埃がかぶってしまうと、取り除くことができないので、クリアケースなどに入れて保管することがおススメです。
アーティフィシャルフラワーとは
アーティフィシャルフラワーとは主に
ポリエチレンやポリエステルなどの素材を使用して、
生花そっくりに造られた造花の一種です。
造花従来の「生花とは少し違うお花」「安価に造られたお花」とは違い、
生花の美しさをリアルに再現さしたお花となっています
管理方法
・直射日光は色あせの原因
・暖房器具などそばは火災などの原因
となりますので上記の場所は避けて飾ってください。
長持ちさせるコツ
月に1回程度、アーティフィシャルフラワーについたほこりを取り除いてあげることがおススメです。
はたきやドライヤーなどの弱い風をかけることでお掃除できます。
ただ、水洗いは変形や色落ちも原因となりますので、お控えください。
ドライフラワーとは
ドライフラワーとは、自然の草・花を乾燥させたものです。
乾燥方法は主に
・逆さにつるす又は立ち枯れさせたもの
・乾燥剤を使用して脱水、乾燥させたもの
・瞬間的に高温。冷却で乾燥させたもの
があります。
管理方法
・高温多湿な場所はカビの原因(乾燥しきれていないこともカビの原因となります)
・直射日光はや蛍光灯の光は色あせの原因
となりますので上記の場所は避けて飾ってください。
長持ちさせるコツ
ほこりがかぶった場合は、メイクブラシなどの柔らかいもので優しく取り除いてあげてください。
また、少し暗いお部屋に飾ってあげると色あせを遅らせることはできます
それぞれのメリットとデメリットは?
共通のメリットとしては、水をあげなくていいので水やり・水替えの手間がかからないことです。
ほかにもそれぞれのメリットとデメリットがありますので一つずつご紹介しますね
【プリザーブドフラワー】
メリット
・長期間飾ることができる
・クリアケースに入れておくとほこりがかぶった場合はケースを拭くだけでいい
・生花にはない色もプリザーブドフラワーにはある
デメリット
・壁や布などにプリザーブドフラワーが長時間触れていると、色移りしてしまう
・値段が高い
・デリケートなお花のため、強く当てると傷んでしまう
・クリアケースなどに入れずに飾っている場合、ほこりがかぶると取り除くことが難しい
【アーティフィシャルフラワー】
メリット
・生花にはない色味、サイズがある
・花にほこりがかぶっても、耐久性があるので、はたきやドライヤーの弱い風などで簡単に取り除ける
デメリット
・質によっては高価。
・半永久的に飾ることができるため、「飽き」てしまうことがある
・香りを楽しむことはできない
【ドライフラワー】
メリット
・金額がプリザーブドフラワー・アーティフィシャルフラワーに比べると安価
・種類によってはご自身でドライフラワーにすることができる
デメリット
・軽く当たるだけでも散ってしまう
・花の持ちは、種類にもよりますが半永久的ではない。(平均3か月程)
ドライフラワーはお見舞いのお花を贈る場合はNG?
近年、病院では生花の持ち込みを禁止としているところが増えてきています。
なぜなら、水替えや水やりなどの手間がかかること、使用花材によっては花粉や香りが強いものもありますので、ほかの患者様のご迷惑にもなるからです。
一方、今回ご紹介した3種類については水替えなどの必要はなく、香りもしません。
そのため、プリザーブドフラワー・アーティフィシャルフラワーの2種類については大変人気となっています。
ただ、ドライフラワーについてはおススメしません。
近年人気のドライフラワーではありますが、「枯れ・老い・死」を連想させてしまうからです。
ドライフラワーは可愛いお花もたくさんありますが、お相手のお気持ちを考えると避けて贈られるほうがいいかと思います。
ちなみに、鉢物は「根っこが根付く」=「寝付く」ということを連想させてしまいますので、
こちらも避けて贈られるといいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は「プリザーブドフラワー・アーティフィシャルフラワー・ドライフラワーの違い」について
ご紹介しました。
生花以外にもステキなお花がたくさんあります。
お花を飾りたくても日頃忙しくて、手間をかけられないという方も簡単に飾っていただけます
皆さまがお花を選ばれる際の参考になれば幸いです。